今回は一条工務店のオプションであるグランドカップボード(家電収納タイプ)について紹介します。
採用する必要があるか、結構悩むオプションじゃないかなと思います。わが家も悩んだ末、選ぶことはありませんでした。その判断理由についても紹介し、オプションを選ぶ上での参考にしていただければと思います。
グランドカップボード(家電収納タイプ)とは
グランドカップボード は一条工務店のオプションで選べるカップボード(キッチンの食器棚)です。家電収納タイプはその中でも家電収納を前提に考えられたものになります。
カップボードの上段や中段には、炊飯器やコーヒーメーカー、電子レンジなどを設置することができます。コンセントも付いていて、上段に2つ、中段に4つあります。下段はゴミ箱が5つ設置されているので、キッチンの置き場所に困る場合には非常にありがたいですね。
家電収納のメリット
キッチン周りがすっきりする
通常のグランドカップボードは家電を置くテーブルがありますね。ここに家電を置くことができるんですが、見た目はあまりよく成りですよね。
家電収納カップボードに入れることで家電が隠せるので見た目がすっきりとなります。よく使う、電子レンジや炊飯器、コーヒーメーカーなどの家電はすべて入れることができるので、他に使うものがない限りは、カップボードのテーブル上には置くものがなく、生活感はなくなりそうですね。
見た目を重視する人にとっては良いかなと思います。
ゴミ箱の置き場所ができる
キッチンはゴミ箱を置くスペースが結構ないです。わが家でも結構悩みました。
なので、家電収納タイプを買うことで、ゴミ箱を置くスペースをどうするか悩む必要がなくなります。ゴミ箱のためだけに家電収納タイプを選ぶのもありかもしれません。
もちろん家電収納カップボードを置かなくてもゴミ箱を置くことができますが、収納スペースにぴったりとしたサイズで収まり、上部も収納になっているので、採用がしやすいですね。
ちなみに、家電収納カップボードを採用しなかった、わが家のゴミ箱については以下の記事で紹介していますのでご参考にしてください。
キッチンやカップボードと同じデザインにできる
デザインを統一できるのはメリットですね。家電収納タイプのカップボードを別で用意することができるとは思いますが、キッチン、カップボード、家電収納カップボードを統一することができます。
統一されていれば見た目がおしゃれになりますよね。
これは完全に人の好みなので、統一されていないほうが良い、という方やこだわりがない方は採用しなくてもよいかもしれません。
蒸気排出機能がついている
炊飯器や電気ケトルを使うと蒸気が発生しますよね。そのままにするとカビなどの原因になりかねませんね。
家電収納タイプでは排出機能がついているので、扉を閉めた状態で使っても問題ありませんし、蒸気によって収納がびちゃびちゃになる可能性がかなり低くなりますね。
蒸気に感応して自動的に排出機能が動くので、わざわざボタンを押す手間もありません。
家電収納のデメリット
家電を使うときに開ける必要がある
当たり前ですが、家電を収納しているので、家電を使うためには必ずカップボードの扉を開ける必要がありますよね。
大した労力ではないと思うと思いますが、これを毎日・毎回行うと考えると、開けるという行為に対して手間だと感じそうじゃないでしょうか。1日3秒くらいだとして、30年間で9時間くらいかかりますね。
これを無駄な時間だと考えるのであれば、採用しないのが無難です。
オプション価格が高い
家電収納カップボードはオプション価格が非常に高いです。
通常のカップボードが横幅180cmのサイズで24万円に対して、その半分のサイズしかないにもかかわらず、家電収納カップボードは20万円近くします。
カップボード(90cm)・・・144,000円
カップボード(180cm)・・・243,000円
家電収納カップボード・・・196,000円
カップボード自体も高価ですが、家電収納タイプはそれよりもさらに高価です。
家電やゴミ箱を置くだけのスペースを確保するのに対しては、かなり高価格だといえますね。
お金に余裕があれば採用すればよいですが、このオプションを採用するかどうかはよくよく検討したほうが良いですね。
ゴミ箱の使い勝手が悪い
ゴミ箱の置き場所としては申し分ないですが、使い勝手は非常に悪いです。もちろん使い方次第ではありますが、まずは出して、蓋を開けて、ごみを捨てる、というのが面倒ですよね。
- 引き出しから出す
- ゴミ箱のふたを開ける
- ごみを捨てる
- 蓋を閉じる
- 引き出しを戻す
5ステップを踏まないとゴミを捨てれないので、かなり手間ですね。蓋つきであっても手をほとんど使わず、簡単に捨てられるものもあるので、どんなゴミ箱があるかどうか検討してから家電収納カップボードを採用するかを考えたいですね。
家電収納は必要か?
いきなり結論をいうと、家電収納カップボードは不要です。
わが家も採用を考えていましたが、価格や置き場所が無いという理由以外にも採用しなくてもいいなと思った理由があるので、そちらを紹介します。
不要な理由①おしゃれな家電を買えばよい
家電が見えなくてスッキリするというのがメリットの一つにあると思います。生活感が出ないとか、雑然と家電を置くとなんか嫌ですよね。
でも、だったら逆に考えて、見えてもおしゃれだと思える家電を採用すればいいのではないでしょうか。
例えば、バルミューダの家電とかはデザイン性が優れていますよね。おしゃれな家だと敢えておいてあっても生活感が出るとか全然ないように思います。
デザイン性のある家電は高価な場合がありますが、家電収納タイプカップボードを採用している時点で、20万円はかかっているので、その採用分を家電に使えばよいのです。
個人的には好きな家電を変えたほうが、テンション上がりますね。
不要な理由②蒸気レスの家電を買えばよい
家電収納カップボードについている、蒸気排出機能を使うことで蒸気で収納スペースがびちゃびちゃになる心配がなくなります。
ただ、蒸気については最近の家電では、「蒸気レス」というタイプがあるのでそれを採用することでこれらの問題は解決します。
炊飯器や電気ケトルなどで蒸気レス(といってもわずかには出ます)のものは販売されていますね。ハイエンドモデルなど、高価格帯の家電になりがちですが、家電収納タイプ自体が高いので、家電にお金をかけてもよいのではないでしょうか。
蒸気レスとは言わないまでも上記への対策している炊飯器などはありますので、家電収納カップボードを検討する前に、確認してもらえると良いかなと思います。
我が家でも電気ケトルの蒸気が出るのでかなり気になっていたのですが、蒸気レスの存在を知ってからは全くストレスなく電気ケトルを使えるようになりました。
蒸気レスのケトルは1万円もしないので、家電収納タイプ20万円を払うよりはリーズナブルですね。
まとめ
家電収納カップボードについて紹介しました。
わが家の結論としては、家電収納カップボードは不要でした。
理由は以下の2つでした。
不要な理由① おしゃれな家電を買えばよい
不要な理由② 蒸気レスの家電を買えばよい
家電収納カップボードはかなり高価なので、本当に必要か、他に代用手段がないかを考えたほうが良いですね。最近は、デザイン性や機能性の優れたものもあるので、最新の家電を見てから選ぶのが一番良いと個人的には思います。
何かの参考になりましたら幸いです。
以下の記事で、一条工務店のオプションで、採用率の高いものをランキング形式で紹介しています。
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