最近ボードゲームにハマってます。手当たり次第に買ってはプレイしていますが、そんな中で、ボードゲームをやったことない人とも積極的にやるようになりました。その中でも特に盛り上がれたおすすめのボードゲームがあるので、紹介します。
初心者向けには以下の要素が必要かと思います。
- ルールが直感的で簡単(特殊ルールが少ない)
- 短時間で決着がつく(30分程度)
- 初心者でも上級者に勝てる
- 勝っても負けても盛り上がる
上記の観点で、ボードゲームを厳選して11個紹介します。
1.人狼ゲーム(汝は人狼なりや?)
【プレイ人数】4人〜30人(適性は8〜12人程度)
【価格】0円〜1620円
【対象年齢】9歳以上
【プレイ時間】30分〜90分(人数による)
ルール:
プレイヤーはそれぞれが村人と村人に化けた人狼となり、自分自身の正体がばれないようにしながら他のプレイヤーと交渉して相手の正体を探る。ゲームは半日単位で進行し、昼には全プレイヤーの投票により決まった人狼容疑者1名の処刑が、夜には人狼による村人の襲撃が行われる。全ての人狼を処刑することができれば村人チームの勝ち、生き残った人狼と同数まで村人を減らすことができれば人狼チームの勝ちとなる。
(出典:汝は人狼なりや? – Wikipedia)
人狼ゲームは、村人チームと人狼チームに別れた非対称のチーム戦のゲームです。面白いのは、村人チームはお互いが同じチームなのか分からないということ。一方、人狼チームはお互いが人狼だとわかるので、いかに村人に同士討ちをさせるかに知恵を振り絞ります。
ルールは凄くシンプルで、誰が人狼なのかを推理すればいいだけです。でも、自分も人狼かと疑われないようにしないといけません。人狼はいかにバレずに村人を減らしていくかを考えていて、村人と人狼の激しい心理戦がとても熱く、何度やっても飽きません。
残念なところは、大人数がいないと楽しめないところと、早々に脱落した人は楽しめないところですね。適正人数は、人狼が2人になる8人〜くらいでしょう。人狼は2人いたほうがチームプレイができるので戦略が奥深くなります。オススメは、9人です。
このゲームは、他のボードゲームと違って、様々なところから販売されています。基本的なルールはすべて同じなので、何を買っても良いですが、スマホがあれば、下記の無料のアプリを導入すれば、ゲームマスタ(進行役)無しでも始められます。
ビジュアル的に最もポップで扱いやすのがバンダイから発売されている以下のもの。カードを使ったものですが、カードは最初に役割を決めるだけのものなので、ゲームには不要です。ルールがわかっていれば、何でも代用可能。
ルールや雰囲気については、下記の動画が とても参考になります。
2.ワンナイト人狼(人狼ゲームの亜種)
人狼ゲームは、8人くらいが適正人数ですが、最小3人で始められる人狼ゲームも有ります。「ワンナイト人狼」は、人狼ゲームの欠点であった、「大人数」「脱落すると退屈」というデメリットを解消しているゲームです。一夜でゲームが終わるので、手っ取り早く人狼をやりたいときに最適です。
ですが、やはり本格的な人狼ゲームのほうが、心理戦としては格段に面白いものになっているので、ワンナイト人狼をやって楽しかった時は、是非とも本格的な人狼ゲームもやってみてください。
3.犯人は踊る
【価格】1296円
【プレイ人数】3〜8人
【対象年齢】 8歳以上
【プレイ時間】10〜20分
ルール
バラバラに配られた全員の手札の中に、たった1枚だけ〈犯人〉カードがあります。この〈犯人〉を持っている人を当てられれば勝ち、当てられてしまうと負けです。
初心者向けとして最もオススメなゲームです。ルールが簡単、短時間でできる、盛り上がる、というすべての条件が揃ってると思います。カードゲームなので、敷居もとても低いです。しかも何度やっても面白いという個人的にもすごく好きなゲームです。
犯人当てゲームというと難しそうな印象ですが、言ってみればババ抜きのババを持っている人を言い当てるといったものとだいたい同じと思ってもらえれば良いと思います。
逆にそんなことが面白いの?とも思うかもしれませんが、犯人当ては適度に当てにくいので、当たったり当たらなかったりがあって、そのたびにワイワイ盛り上がります。犯人を当てた時はしてやったりと勝った時の満足感も得られれます。
個人的には一番好きなゲームの一つで、ボードゲームをやるときは必ず持参します。
4.ハゲタカのえじき
【価格】1500円
【プレイ人数】2〜6人
【対象年齢】 8歳以上
【プレイ時間】20分
ルール:
1~15のカードが全員に配られ、これが手札となります。つまり全員平等の条件でゲームを始めます。
毎回1枚ずつめくられる獲物カード(-5点~+10点)を狙って、各自、手札から数値カード1枚を選び、全員同時に公開します。
一番大きな値を出した人が獲物カードを獲得します。つまり、「取りたい」と思えば、人よりも大きな値を出さなければなりません。でも、もし誰かがそれと同じ値を出していたら、「あいこ」としてその値は無効になってしまいます。その結果、予想もしなかった小さな数値を出した人が獲物カードを獲得するかもしれません。こうしてゲームを続けていき、15枚の獲物カードをめくり終わったらゲーム終了です。自分が取った得点合計が一番多い人が勝ちです。
ハゲタカのえじきは、得点を競うカードゲームですが、このゲームの肝はバッティングのルールがあるところ。得点を取りたくて強いカードを出しても、相手が同じ強さのカードを出すと特典が取れなくなるけど、どこまで弱いカードで得点を取れるのか、というジレンマが面白いです。
人数が多くなるほど、バッティングの可能性が増えるので、多めの人数の方が心理戦となって面白いです。一度やればすぐにルールがわかるのも良いところ。さすが、30年以上の人気を誇るゲームだと思います。
シンプルな中にも奥深い戦略を考えることができ、初心者からボードゲームマニアまでが楽しめる傑作ゲームと思います。僕も初心者がいる時には必ず持っていきます。
5.ごきぶりポーカー
【価格】1800円
【プレイ人数】2〜6人
【対象年齢】8歳以上
【プレイ時間】20分
ルール:
『ごきぶりポーカー』は、“ポーカー”といいつつも、ハエやクモ・ごきぶりといった嫌われ者のカードを、裏向きで誰かに押し付けるように次々回していき、嘘・本当の見抜き合いを重ねて、負ける人1名を決めるゲームです。
カードは絵柄だけで、数字も文字も何も書いてないというシンプルさ。文字が読めなくても誰でもプレイできるのがこのゲームの魅力です。ルールは簡単で、いかにうまく嘘をつくかと、その嘘をいかに見破るかということです。
2人からもできますが、やはり3人以上がおすすめ。なぜなら選択肢として、嘘か本当を決める以外に、カードを見て他の人に回す、という別の手段が増えるからです。これがまた盛り上がります。2番めの人は1番目の人と同じことを言ってもいいし嘘を言ってもいいんです。2人の発言を受けて、推理して言い当てると盛り上がりますよ。
6.ニムト
【価格】1200円
【プレイ人数】2〜10人
【対象年齢】 8歳以上
【プレイ時間】5分
ルール:
『ニムト』は、全員一斉に出した番号カードが中央に序列を保って重ねられたとき、6枚目になるようなカードを出した人に〈その列引き取り〉のペナルティが課されるため、6枚目にならないような番号カードを手札から選んでいくゲームです。
7.ダンジョンオブマンダム
【価格】2370円
【プレイ人数】2〜4人
【対象年齢】 10歳以上
【プレイ時間】30分
ルール:
『ダンジョン オブ マンダム』は、迫りくる怪物たちに対して、各自が怪物たちの断片情報を掴みながら、ギリギリ勝てる程度に最強装備を脱ぎ捨てるか、無理と判断して降りるか、度胸試しで勝負するゲームです。
我慢と引き際のバランスが楽しいゲームです。いわゆるチキンレースで、どこまで粘れるかを競います。ああ、もうダメだと思って引いてみたら、実はまだまだ大丈夫だったして、相手プレイヤーの勝ちということもしばしば。運だけではなくてブラフの要素もあったりと、シンプルなのに結構深いゲームです。
ダンジョンとモンスターというRPGではお馴染みの題材で、ゲーム世代にとってはすんなりゲームに入り込めるのがいいところではないでしょうか。モンスターも千差万別で、ドラゴンはもちろんゴーレムやゴブリンなどお馴染みなものが揃ってます。
中でもドラゴンが結構肝で、圧倒的強さを誇ってますが、ドラゴン専用の武器もあり、いつ誰がその武器を捨てさせるかの駆け引きが熱いです。いきなり、ドラゴン専用のアイテムを捨てたりすると、予想もつかない展開になったりと、状況が色々でやってて飽きないです。
8.カルカソンヌ
【価格】3800円
【プレイ人数】2〜5人
【対象年齢】 6歳以上
【プレイ時間】30分
ルール:
『カルカソンヌ』は、地形タイルを1枚ずつ中央の場につなげていきながら、完成の見込みがある城塞都市や道などの施設を自色の駒で抑え、自分の施設をより大きくしたり、ライバルのを妨害したりするゲームです。
ボードゲーム好きには、言わずと知れた傑作ゲームです。わかると簡単ですが、ルールがちょっと難しいので、ゲームを家でじっくりやる時におすすめです。
とはいえ、タイルをめくって場に置く、の繰り返しですぐ慣れるとは思いますので、初心者でも十分面白いです。タイルで道を作ったり、町を作ったりするのですが、タイルごとの絵によってそれが直感的に理解しやすいのがいいですね。大きな街ができた!とか長い道ができた!という達成感があります。
タイルをめくるごとに、タイルの置き方に悩んだり、欲しかったタイルが来た時には嬉しかったり、逆に欲しいタイルを置かれてしまって残念だったりと、一つ一つに楽しさがあります。基本的にはタイルの引き運だったりするので、初心者でも勝つことができたりするので、色々な人とやるゲームとしてとてもオススメです。
ちなみに、まあまあ場所を取るため、広めの机が必要です。こたつレベルの大きさがあれば、十分でしょう。
下記は旧版
9.カタンの開拓者
【価格】4104円(amazonでは、2690円)
【プレイ人数】3〜4人
【対象年齢】 10歳以上
【プレイ時間】60分
ルール:
『カタンの開拓者』は、未開の島を舞台に、採掘や他人との交渉によって5種類の資材を集めて道や家を建設していき、開拓レベルを競うゲームです。
(中略)
自分が採掘を得意とする限られた資材だけではうまく立ち回ることはできませんので、他の人と積極的に会話して交渉を行ない、カードを交換していきましょう。
こうしてゲームを続けていき、拠点の数やカードなど、開拓レベルの総合得点が10点に達した人が勝ちとなります。
ボードゲーム界のロングセラー商品なので、面白さも折り紙つきです。個人的には初心者の方に最もやってもらいたいゲームです。ボードゲームといいつつ、カードゲームだったりするのが多いですが、これは正真正銘のザ・ボードゲームです。
シンプルなカードゲームよりは、ルールが複雑で何をどうしたら良いのかも迷うことが多いと思うけど、基本的にはサイコロを振るだけなので、誰でもできます。ボードゲームを好きになったのも、このゲームがきっかけなところもあります。まさに、そのくらいのパワーがあるゲームです。
運のみのゲームのようで運だけではない。戦略は一つのようで一つじゃない。考えれば考えるほど、スルメのように味わい深くなっていきます。
10.ふたつの街の物語
【価格】4104円(amazonでは、2900円)
【プレイ人数】1〜7人
【対象年齢】 8歳以上
【プレイ時間】25分
ルール:
プレイヤーは手札の2枚の都市タイルを選び、残りのタイルは次のプレイ用として、左側のプレイヤーの前に置く。
こうして選んだ2枚のタイルを、左右の都市に配置する。
(中略)完成した街をすべて得点し、自分の左右にあるふたつの街のうち、「より低い得点」が自分の得点となる。
そのため、左右両方の街の得点を上げなければならなず、そのためには全員が協力する必要があるのだ!(出典:ふたつの街の物語 完全日本語版)
他のプレイヤーが仲間であり、同時に敵でもあるという他にはない独特の感触のあるゲームです。競い合うというよりは、程よく連携して協力して結果的に個人の勝利を目指す、といった感じで、全くギスギス感はありません。
慣れてる人とも協力できるので、初心者でも全く問題なくプレイできます。カードドラフトという、手札を隣に渡していく特殊なルールではあるけど、複雑なことは何もなく、すぐに理解できると思います。
比較的最近プレイしましたが、ここ最近で一番ハマったゲームかもしれません。個人的にはものすごく気に入っているゲームです。なので、是非ともプレイをお勧めします。
11.ハーツオブクラウン
【価格】4410円
【プレイ人数】2〜4人
【対象年齢】 ?
【プレイ時間】20〜40分
ルール:
プレイヤーは意中の姫君を後継者候補として擁立し、帝位へつけることを目指します。最初、僅かな領地と頼りない配下だけのデッキからはじめ、様々なカードを集め駆使して、姫を擁立し継承点を集め、いち早く戴冠式を行うことで勝利を狙います。簡単に説明すると「引いたお金カードを使用してより強いカードの購入を繰り返す買い物ゲーム」のようなものです。
こちらは、初心者向けとはいえないかもしれませんが、入れてみました。シンプルなカードゲームばかりだと飽きそうなときに、これを一つ混ぜて置くと楽しめるかもしれません。
いわゆるデッキ構築型カードゲームと呼ばれるもので、ドミニオンというゲームによく似たシステムを持つゲームです。ドミニオンよりもこちらをお勧めするのは、絵柄がポップなので、アニメ絵が嫌いでなければ、こちらの方が手をつけやすいのでは?と考えたからです。
初心者の方にやってもらいましたが、なかなか評判が良かった実績もありです。ドミニオンよりも、より運要素が強くなり、遊びやすいルールとなっているため、初心者でも扱いやすいと思います。
まとめ
初心者受けが良いボードゲームを11個紹介しました。
初心者ウケが良いからといって、ボードゲーマーが面白く無いものは選んでいません。どちらも同じくらい楽しめるボードゲームを選んだつもりです。お役に立てれば幸いです。
今後もまとめていこうかと思っています。
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