我が家の間取りの失敗について紹介します。
我が家では何を失敗したかというと、エアコンの位置を失敗しました。それも家全体を効率的に冷房するとかそういう難しい話ではなく、本当にエアコンが設置できなくなる可能性があった失敗です。
結果的には、エアコンが設置できないという状況は何とか回避できましたが、設置に制限がかかってしまいました。皆さんも同様の失敗をする可能性があるのでここで共有させてもらいます。参考になれば幸いです。
我が家のエアコン設置場所
我が家は現在2台のエアコンを設置しています。1台目はリビングに設置していて、一条工務店で標準で付いてくるエアコンです。床暖房のヒートポンプを共有してます。ここは最初からついているので全く問題ないです。
問題だったのは、現在2台目として主寝室につけているエアコンです。ここについては後からつける予定だったので引き渡し時は配管のみなっていました。
あらかじめ配管を用意はしていますが、もし仮に1台のエアコンで家全体を冷やすことができるのであれば設置しなくてもよくなります。高断熱高気密では1台で家全体の空調をコントロールできている家もあります。
ただ我が家では、流石にリビングのエアコン1台は家の南端に着いているので北側の部屋を含めた家全体を冷やすにはかなり無理がありました。なので主寝室にエアコンを後付けすることにしました。
配管はあらかじめつけていたので穴を開ける必要はなかったのですが、実は間取り作成時は気がつかなかった問題があったのです。
我が家の間取りの失敗
我が家のエアコンの位置には問題がありました。何が問題かわかるでしょうか・・・。ヒントはクローゼットです。
この絵を見て気付く人は僕と同じ失敗はしません。何が問題だったでしょうか。
・・・
実は、この場所はクローゼットの扉とエアコンが干渉します。
クローゼットの扉をあげてしまうと、エアコンの位置に完全にかぶってしまうので確実にぶつかります。配管と扉がぶつかるので完全アウトですね。
間取りを作ってたときに気がつかずに、完成後の内覧時に気が付きました。そのときにはときすでに遅し。営業さんに一応確認してみましたが・・・
あれ?ここ干渉しないですか?
あっ・・・、確かにそうですね(クローゼットを開け閉めしながら)
薄型のエアコンを設置すれば、・・・いいんでしょうか。
ん-難しいかも・・・。やってみないとわからないですね。
って感じで設置にはかなり問題ありだということが判明しました。
今更どうしたって配管の位置を変えるのは無理なので、ここではこれ以上、何も言えなかったです。そもそも間取りの確認中に気がつかなかったのも残念ですね。営業さんも気づいていなかったようですし、恐らく設計士も気づいていなかったのでは。うーん、一条工務店のクオリティ・・・
とはいえ、エアコンをリビングの1台で行ける可能性もゼロではなかったので、この時はまあなんとかなるか程度の認識であまり問題には思っていなかったのが正直なところです。
しかし、設置する必要が出てきて、この現実の課題に向き合うときが来てしまいました。
クローゼットと干渉しないでエアコンを設置できるか
エアコンを1台でいけるかと淡い期待をしていましたが、夏の暑さは伊達ではなく家全体を冷やすのがとても難しかったです。(なんとか、リビングの涼しい風を扇風機で送ってしのいでいました。)
エアコン1台では夏を乗り切るのが難しいとわかったので主寝室に1台エアコンを設置することにしました。そこで上記の問題を解決する必要が出てきました。
まずは、エアコンとクローゼットの扉が干渉しないように取り付けることができるかどうかです。妻のクローゼットなので、エアコンと扉が干渉してもよいという案は即却下です。なんとか干渉しない方法を考える必要があります。
我が家のクローゼットの扉は一般的によく使われる折れ戸になります。なので、クローゼットを開けた状態で扉と壁との距離以内にエアコンが収まれば干渉しないことになります。
(我が家ではなく、参考の写真です。)
そこで測ってみると扉と壁の間は10cm程度でした。なので奥行が10cmであれば干渉しないことにはなります。ただ、これほどに薄いエアコンは今のところ存在していませんでした。業界最薄の『risora』でも185mmくらいです。
(出典:https://www.daikinaircon.com/sumai/aircon/housing/risora/index.html)
『risora』はエアコンの中でもかなり奥行が小さいものですが、10cm以下というのは現代技術で達成するのは難しいんでしょうね。この案は実現不可能だと判明しました。
なので、エアコンをどうにかして設置できる方法を考えることとなりました。
エアコン設置できるための条件
奥行については無理だったので、基本的には縦横の長さで天井ギリギリに設置したときに扉に干渉しないようにできるかどうかです。
我が家の寝室を立体的に見た絵です。窓との干渉があるため、クローゼットと窓のスペースにエアコンを設置できます。この大きさであれば、天井ギリギリの位置に設置することで何とかならないか検討します。
クローゼットの扉に干渉せず、エアコンを配置できるスペースの大きさは925mm✕365mmのサイズのスペースとなります。ここからはみ出すとエアコンとクローゼットの扉が干渉することになります。
そこで、エアコンを設置するための条件を検討します。
- エアコンそのものが横925mm✕縦365mmのエリア内に収まる
- ルーバー(吹き出し口)が全開&クローゼット扉(全開)に干渉しない(吹き出し口が全開の位置が高さが前回の扉の位置より上)
- 吹き出し口の可動範囲にクローゼット扉(全開)に干渉しない(余裕幅が大きいほうが良い)
設置できるエアコン選び
まずはエアコンのサイズが少なくとも365mm以下である必要があります。
でも、ここで注意することがあります。
まずは、以下のエアコンを見てください。このエアコンの高さが295mmなので、設置条件である365mmよりは小さいです。なので一見すると設置可能なように思えますが、
実は設置できません。
なぜかというと、ルーバー(吹き出し口)があるからです。例えば以下の絵を見てください。ルーバーの大きさが92mmとなるため、ルーバーが一番下まで降りると、295mm+92mm=387mmという大きさになります。
我が家が設置できるスペースが365mmとなるので大幅にオーバーしますね。なのでこのようなエアコンは設置できない、ということになります。
さらに、ルーバーの大きさを考慮できたとしても、設置できない場合があります。それは製品ごとに上下左右のある程度の空間が必要であるためです。なので大きさだけではなくどれだけ天井や壁から離す必要があるかを確認する必要があります。
例えば、以下のように必要なスペースが書かれています。
上記の数値でいうと、上に4cm以上下に3cm以上開ける必要があります。下はいいとしても上の4cm=40mmを超えるので、我が家の設置できるエアコンは365mm-40mm=325mmが実質的に設置できるサイズとなります。多くのエアコンが300mm弱なので、この時点でかなりのエアコンが設置がギリギリかアウトです。
さらに細かいところいうと、ルーバーは動くのでその可動範囲に扉が干渉しないようにしないといけません。サイズはOKでも、可動範囲の中に扉があればNGとなりますね。
これについては実際に買わないといけないので買う前に判断は難しいですね。なので、解決方法としては、ギリギリを狙うのではなく、できるだけ余裕幅があるもののほうを選ぶこととします。
実際に購入したエアコン
わが家で購入したのは、東芝の大清快(RAS-G221E8PWS)です。
主寝室に設置するとこのような形となりました。エアコン設置業者の方に天井ギリギリに設置してほしいとお願いしています。余裕があると思いきや、結構ギリギリの設置でした。
クローゼットの扉にもギリギリ干渉していません。おかげでエアコンをつけながらクローゼットの開け閉めもできることができます。
一つ残念なのは配管の位置とエアコンを一致できなかったこと。まあ、機能的には問題ないので気にしないこととします。
選んだ理由
簡単に言うと設置条件を満たすエアコンの中で最もサイズに余裕があったからです。エアコンの性能については選択肢がなかったので、ほぼほぼ大きさで選んでいます。
本体の大きさが250mmで、ルーバーも44mmなので、合わせても294mmです。
上側は4cm以上開ける必要がありますが、それでも本体サイズを合わせて、294+40=334mmとなります。我が家の設置条件が365mmなので31mmほど余裕で収まります。
ほかの候補
我が家で設置可能な他のエアコンの候補を紹介します。(括弧内は、本体サイズ+上側+ルーバー)
大手のエアコンメーカーをほぼすべて探しましたが設置可能なエアコンは5つくらいしかありませんでした。設置可能なエアコンが全くないメーカーもありますね。
日立:ルームエアコン Dシリーズ(280mm+50mm+30mm=360mm)
富士通ゼネラル:「ノクリア」Dシリーズ(250mm+38mm+65mm=353mm)
富士通ゼネラル:「ノクリア」Cシリーズ (250mm+50mm+64mm=364mm)
三菱重工:ビーバーエアコン2020年度モデルRY、TYシリーズ(250mm+65mm+34mm=349mm)
Panasonic:2020年モデル GXシリーズ(249mm+30mm+80mm=359mm)
設置後に思ったこと
我が家の間取りの失敗によって設置可能なエアコンが限定されてしまいました。ただ、クローゼットに干渉せず設置できるエアコンを探すことができたので結果的には良かったかなと思っています。
本当は再熱除湿機能付きのエアコンが欲しかったですが設置の問題を優先して再熱除湿機能付きのエアコンは諦めざるを得ませんでした。薄いエアコンになると機能的にも限定的になるんでしょうね。
皆さんも間取りの落とし穴にはお気を付けください。我が家の失敗が参考になれば幸いです。
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