吹き抜けは、一条工務店で良く見られる間取りです。2階部分まで大きな空間を使うことができるので開放感ある間取りにすることができます。断熱気密のない家では吹き抜け部分が寒くなる要因なので採用しないほうがよいですが一条工務店では断熱気密については問題ないのでぜひ採用したい間取りです。
しかし我が家は平家なので大きな吹き抜けは作れません。憧れではあったのですが吹き抜けは2階部分がないと間取り上無理なのです。その代わりにではないですが平屋にも勾配天井という選択肢があります。これも天井高を屋根の形に上げることによって開放感を味わうことができます。
ただ勾配天井も我が家では採用するに至りませんでした。採用するかどうかを悩みましたが最終的にはしない選択としました。その理由について紹介しようと思います。
勾配天井って何?
(参考:アイ・スマート|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】)
勾配天井は文字通り、屋根の形状を室内にそのまま取り込んだような斜めの天井のことを言います。上の空間を広げることができるので開放的な空間になりますね。一条工務店のブログでも平屋の方は勾配天井を採用している方が多いイメージです。
基本的にはリビングかダイニングに採用することが多いと思いますが、寝室に勾配天井というのもありそうです。部屋が狭い場合でも上方向に開放感があると実際より広がりを感じることができるので、そういう場合の採用もあるかもしれません。
(参考:https://www.denhome.co.jp/archives/3813)
一条工務店ではないですが、勾配天井にすることで梁が見えることもあり、お洒落な感じになります。天井が抜けていれば部屋の広さ以上に広がりを感じることが出来そうです。
高い位置に窓を取り付け明り取りにすることもできるので、部屋全体の明かりを取り入れる設計を検討する上でも自由度が広がりますね。開放感だけではなく、明るさにも寄与することができそうです。
勾配天井の魅力
勾配天井の魅力は以下のものが挙げられます。
- 開放感がある
- お洒落な空間になる
- 明かりを取り入れやすい
- 風が通りやすくなる
吹き抜けにした場合と同じような効果を得ることができますね。吹き抜けの場合、階段空間の有効活用するためにリビング階段となる場合がありますが、勾配天井の場合は純粋に天井を上げているので開放感も大きくなるように思います。
平屋の家で採用することが多いと思いますが、2階建の場合も2階をリビングにした場合、リビングの開放感を上げるために勾配天井を採用できそうです。
一条工務店でも勾配天井をオプションとして採用することができます。1坪当たり数万円~ほどかかります。また、屋根の形状によりそれほど大きな空間を得られない場合もあるので、家全体の設計に合わせて採用したいです。
我が家は平屋ですが、平屋を採用した理由については以下に紹介しています。
僕が勾配天井にしなかった理由
ここからは僕が実際に平屋を検討する上で、勾配天井を採用しなかった理由を紹介していきます。
1.屋根空気の熱クッションがなくなる
勾配天井では屋根と天井が近くなり、空気層が薄くなるため、屋根の熱を天井から部屋に伝えやすくなります。夏になると1階に比べて2階が暑くなる家があるのも屋根に伝わる熱が原因です。
当然天井にも断熱を行なっているのでそこまで神経質にならなくてもいいかもしれませんが、それでも暑くなる要因として検討する必要があります。特に断熱が低いと夏は結構暑いです。フラット屋根でも同じで、天井付近にダイレクトに熱が伝わるため暑くなりがちだそうです。古い家だとそのような話を聞きました。
一条工務店では分厚い断熱と気密の設計をしているので、そのようなことは恐らくないとは思いますが、それでも100%安心とも言い切れないのでデメリットと考えました。
2.照明のメンテナンス性が悪くなる
これは吹き抜けも同じだと思いますが、天井が高い位置となるため、照明の電球などを交換する場合や掃除をする場合が難しくなります。
自分でやるのは危険な場所は、工務店など業者に依頼する必要が出てきます。その分、費用も多めにかかることになります。
最近はLEDとなったため、ほとんど交換することがないと思うので大きなデメリットではなくなっているかもしれませんが、やはり10年ごとには交換が必要となるため、少し面倒になりますね。
3.天井スピーカーが取り付けられなくなる
我が家はリビングの天井にスピーカーを設置するオプションを採用しており、それには天井をフラットにしなければならない制約がありました。実がこれが僕が勾配天井を採用しない主たる理由だったりもします。
仮に勾配天井に採用できたとしても、斜めに取り付けられるのはスピーカーが無意味になりそうです。全く不可能ではないにしろ、取り付けが難しくなりますね。
スピーカーの配線をごちゃごちゃしたくないために天井にスピーカーを取り付けようと思ったので、天井スピーカーを取り付けるほうを優先しました。
4.オプション価格が高い
価格もネックです。坪当たり6万円だとすれば、リビングダイニング全体に設置するとなると、我が家では60万円となります。そうなるとかなりの費用が掛かります。もちろん全体ではなく一部でも可能だとは思いますが、それでも数十万単位となりそうです。
どうしても採用したい、という場合では高くはないのかもしれませんが、オプション価格を何とか切り詰めていた我が家では、価格がネックとなり採用を見送りました。
5.天井が広いと落ち着かない
これは個人個人の感覚になると思いますが、広すぎる空間は落ち着かないです。子供時代もそれほど広い家ではなく、社会人でもかなり狭い部屋に住んでいたので、広いとちょっと落ち着かない感じです。
ダイワハウスの竹野内豊ではありませんが、狭い部屋はそれほど嫌いではありません。強いて狭い家に住みたい、というわけではありませんが開放感があればあるほど良いとは思ってなく、適度にこじんまりした家が理想、という考えです。
勾配天井を採用しても広すぎる、というところまではないと思いますが、広くすることで落ち着かなくなるのは本末転倒なので、僕としてはデメリットの一つになりえるかなという感覚でした。
6.特に必要を感じない
それでも開放感があったほうが家としては格好がよくおしゃれな雰囲気もあるので、採用できるならしてみたくはありますが、絶対に欲しいかというとNOでした。
実際、勾配天井のある家に住んだことがないのですが、これといって困ったことはないし、その家がだから狭いと思ったこともないです。今の家も普通の天井ですが、狭いとか低いとか全く思わないです。
あればあるで良いのかもしれませんが、勾配天井であってもなくてもそれほど大きな違いはなく日常生活をしているので不採用でもよかったのかなと思います。
それでも勾配天井は羨ましい
我が家で勾配天井を採用しなかった理由を紹介しました。勾配天井はダメだ、ということではなく、あくまで我が家に必要かどうかと考えた時に、不要と判断したまでです。
勾配天井のある家を見ると、お洒落でいいなあ、と思いますが、メンテナンス性やコスパを考えると我が家には採用できなかったです。もし採用されてる方がいれば、羨ましいなと感じます。
コスト面だったり間取り上の制約で見送ってるだけではあるので、その辺りがクリアになれば是非採用してみたかったなとは思います。
勾配天井のない家で暮らした感想
勾配天井がなくて困ることはないですし、日常的に天井がどうと意識することもないので、我が家では不採用で全く問題ないです。妻も全く気にしてないようです。
これまで普通の天井で全く問題なく生きてきたので困らないのは当然ですね。もし一旦勾配天井のある家に住んでみて、勾配天井のない家に住み替えると勾配天井のほういいなあという気持ちになる可能性がありますが、これからそういう家に住むことはないのでたぶん、今後も問題ないかなあと思っています。
もちろん採用されている家はとても開放感があっていいなあとは思いますし、憧れもあると思いますが、我が家で採用しなかったことは全く後悔もなく自分としては良い判断だったなと思っています。
我が家は平屋の間取りについては以下で紹介しています。
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