石油ストーブ・ファンヒーターを使ってると、灯油が余りますよね。
そのままとっておけば次のシーズンも使えるのでは？と思いがちですが、実は灯油は劣化するため灯油をシーズン持ち越して使うことは基本的にできません。
なので、余った灯油は処分する必要があります。
私も最近まで、灯油を処分せずに放置していたのをようやく処分したので、私と同じように放置してる人に向けて、灯油の持ち越しの危険性と処分の仕方を調べたので、書き残しておきます。
灯油の正しい保管方法
専用の容器に保存する
ホームセンターなどで売っている、専用のポリ容器を買いましょう。専用のものでない場合、灯油が変質しやすくなります。後述する劣化・変質がなければ、次のシーズンでも使えるようです。
こういう青いプラスチックの容器ですね。
日の当たらない屋根のある場所に置く
紫外線や、雨風から防げる場所において保管しましょう。
後述しますが、劣化や水の混入は、石油ストーブの故障の原因となります。
古い灯油を使えない理由
灯油が劣化する
灯油の使用に期限はありませんが、長期間放置した場合、灯油は劣化します。
もちろん適切に保管すれば長期間保管することができますが、家庭での保管では劣化すると考えた方が良いです。劣化は以下のものがあります。
- 保管場所の温度や紫外線により、黄色く変色し、酸っぱい匂いがする。
- 雨や結露による水の混入によって、灯油が分離する。
点火や消火しにくくなる
劣化した灯油を石油ストーブで使用すると、点火しにくくなったり、火が消えにくくなったりします。また、灯油の変質により発生するタールが、燃焼箇所にこびりつき、灯油が燃えにくくなることがあります。
煙が出る
温風吹き出し口から、煙が出るようになります。その煙は刺激臭があり、鼻や目、喉の痛みの原因となります。
水の混入による錆びが発生する
水が混入した灯油を使うと、灯油が燃焼しきった後に水が残るため、内部の金属部分に錆びが発生します。そのままにすると、ストーブが使えなくなったり、不安定になります。
石油ストーブでの使用が禁止されている
石油ストーブにもよりますが、実は古い灯油を使うことが禁止されています。使用した場合は保障の対象外にもなります。取扱説明書や本体に記載されてることがあるので、確認してみてください。
灯油を長期間放置する危険性
引火の危険性
ガソリンほどではないですが、灯油も引火の可能性はあります。常温では問題ありませんが、灯油が40℃を超えた場合は引火の可能性があります。夏場の暑い日に炎天下に置いておくのは、間違いなく危険なのでやめましょう。
気化した灯油の吸引
灯油が気化したものを吸っても、通常であれば特に問題はありません。とはいえ、あの灯油の独特のにおいがあるので、人によっては気持ち悪くなりますので、やはり長期的に保管することは推奨できないですね。
灯油の正しい処分方法
シーズンの間に全部使い切るのが一番良いので、シーズン終わりに何とかして使い切りましょう。それでも、どうしても余った場合は処分しなければなりません。
自分で捨ててしまおうと思ってしまうかもしれませんが、灯油は「危険物」であるため自分で勝手に捨てることは絶対にしないでください。
購入したガソリンスタンド等に行けば、多くの場合は無料で処分してくれるようです。私が処分した時も特に何もなく捨ててくれました。灯油の廃棄場所があって、その場で捨ててくれました。念のため、電話で処分ができるか確認してみると良いと思います。
忘れがちですが、石油ストーブに残っている分も忘れずに処分しましょう。
参考：サービスステーションFAQ（よくあるご質問） | よくあるご質問 | コスモ石油マーケティング株式会社
まとめ
灯油の長期保存の危険性と、その処分方法については以下になります。
- 余った灯油は、次のシーズンまでに劣化や変質する可能性がある。
- 古い灯油は、石油ストーブの故障につながるので使わない。
- 余ってしまったら、購入したガソリンスタンドで処分をお願いする。
意外に知らないことも合ったのではないでしょうか。 灯油が残ってしまってどうしようかと悩んでいる方の助けに慣れば幸いです。
ポチップ
ポチップ
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