どうも、なすくすです。
一条工務店では、キッチン天板に「人造大理石」か「天然御影石」を選ぶことができます。
- 人造大理石トップ(標準:0円)
- 天然御影石カウンター(スリム:100,000円)
- 天然御影石カウンター(ワイド:150,000円)
でも「天然御影石」のオプション価格は10マネンを超える高額なので、結構悩むんじゃないでしょうか。
わが家ではキッチンの天板に「天然御影石」を採用して、背面収納の天板は「人造大理石」を使っています。
どちらの使用感も分かるので、両者の違いについて今回紹介したいと思います。
悩まれている方の参考になるようメリットとデメリットについても紹介します。
- キッチンの天板を御影石にしようか迷っている方
- 御影石のお手入れ方法を知りたい方
- 人造大理石と御影石の違いを知りたい方
御影石の特徴と注意点
御影石(みかげいし)は、正式には花崗岩(かこうがん)と呼ばれる天然の石のことです。
細かい粒子のつぶつぶが目立ち、磨くと光沢が出るのが特徴になります。
身近なところでいうと、墓石として使われてますね。これは屋外にさらされても劣化しにくい石のため使われています。
耐久性が非常に高いため、最近では建材としても使われることが多いようです。国内でも産出されますが、外国産のものも増えています。
御影石の特徴:吸水性が低く非常に硬い
特徴としては御影石は吸水性が低いため、キッチンやトイレ・洗面室などの水回りで使うのに適しています。
また、御影石は非常に硬い石です。硬さの尺度を表すモース硬度で6~6.5ほどになるようで、大理石が3となるので、大理石よりも硬い石と言えますね。ちなみに、ダイヤモンドがモース硬度10になるようです。
表面を研磨するために、ダイヤモンドを使っているようです。
いかに御影石が硬いか分かりますね。
御影石の注意点
御影石は一般的には水を吸収しにくいですが、産地によっては吸水しやすいものもあります。また吸水性が低いだけで全く吸水しないわけではないので過信は禁物です。
また耐酸性を持ってはいますが、天然の石なので絶対に大丈夫というわけではありません。酸性の洗剤や、油をそのままにしておくと汚れがついたり石が劣化することがあるため、扱いには注意が必要です。
例えば、醤油さしをキッチン天板の上に置いたままだったり、油汚れが付いたままのもの(鍋とかフライパンとか)を置きっぱなしにしてしまうと、醤油や油で汚れた部分だけ御影石が黒ずんでしまうこともあるようです。(営業の方から経験談で教えてもらいました。)
御影石はその硬さから加工にコストがかかるので単価が高めなので交換はかなり難しいと思います。
大事に使用していく必要があると思います。
これは御影石に限らないですけどね。
- 醤油や油などの汚れをそのまま放置しないようにしよう
- 酸性の洗剤はやめたほうがよい
天然御影石カウンター
一条工務店のキッチンの天板は、標準では人造大理石です。
オプションとして、天板を御影石に変える「天然御影石カウンター」を選択することができます。
オプションの追加料金は、
- スリムタイプ:10万円
- ワイド・ステップタイプ:15万円
になりますね。
一条工務店のオプションとしては高い部類になりますね。
とはいうものの他のキッチンメーカーで選んだ場合は30万円かそれ以上の価格となることもあるので、一条工務店の場合は比較的リーズナブルに採用できることになります。
一条工務店を選択しているのであれば、是非とも選びたいオプションですね。
ちなみに御影石の色を以下の2種類から選択可能です。
- グレー
- ブラック
わが家はグレーを選びました。
グレーは明るい感じに、ブラックはシックな感じにそれぞれなりますね。どちらも高級感があると感じます。
一条工務店のオプションとしても、10位にランキングしている人気のオプションになります。
人造大理石の特徴と注意点
人造大理石は、天然の大理石をセメントや樹脂と混ぜて作った半人工素材です。
仕上げに研磨を行う必要があるので、浴槽などの複雑な形状のものに採用されることはなく、基本的に床材やテーブル材などの板状のものに使用されることが多い。
天然の大理石は吸水性が高く汚れと一緒に吸収してしまうデメリットがありますが、人造大理石は樹脂を混ぜることで天然の大理石よりも使いやすくしています。
- 天然の大理石より、キッチンで使いやすくなっている。
ちなみに、一条工務店のキッチンではデフォルトで人造大理石の天板になっています。
一条工務店(i-smart)の場合は、天然の大理石を白い粉状にして樹脂と混ぜ合わせて作られているようです。なので、表面は白くなっていますね。
一条工務店の標準キッチンの天板は、人造大理石になります。
人工大理石とは何が違う?
人造大理石とよく似た名前で、人工大理石というものがあります。
名前はよく似ていますが全く別のものです。
人工大理石は、アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分にした人工素材を使っていますが、天然の大理石は全く使用されていません。
なので、天然の大理石や人造大理石と比べると柔らかい素材になります。そのため、表面が傷つきやすいという欠点があります。
ただ、柔らかいのでお皿やコップを置く場合に天然の大理石だと硬すぎてお皿が割れることもありますが、それよりは割れにくいというメリットはあります。
- 表面が傷つきやすい
- 硬すぎないのでお皿やコップが割れにくい
人造大理石の注意点
基本的には熱には強くありません。
ただ、各社の努力により耐熱性は向上しており、キッチンで使う分には問題ないことが多いのでそれほど気にしなくてもよいかもしれません。それでも、鍋をそのまま置くのはやめておいたほうが良いとは思います。
- 熱に弱いので鍋やフライパンを直に置かない
御影石キッチン天板のお手入れ
基本的には硬く絞った濡れ雑巾で拭くことで、汚れやほこりを取り除くことができます。
酸や油が表面についた場合は汚れが染みついてしまう可能性があるため、その場合は放っておかずに早めに拭くことをおススメします。
また、表面を削る可能性があるので研磨作用のある布を使うのはやめましょう。キッチンスポンジの硬い部分や金たわしは御影石の掃除には適さないので使用しないでください。
洗剤を使う場合は酸性のものは避け、御影石専用の洗剤をできるだけ使用しましょう。洗剤に「御影石も使用可能」だと書かれた洗剤であれば使用しても問題ないと思います。
- 普段は、硬く絞った濡れ雑巾で拭く
- 酸や油が表面についた場合はできるだけ早めに拭く
- 研磨作用のある布は使わない
- 御影石専用の洗剤を使うか、御影石の使用可能な洗剤を使う
わが家で比較してみた
わが家では、キッチンカウンターに御影石を採用していて、背面収納の天板に人造大理石を使用しています。
両方を使っているので、使い勝手や傷つきやすさなどについて比較したいと思います。
御影石のほうが良いところ
人造大理石と比べて、御影石カウンターの良いところは以下の4つがあります。
- 傷がつきにくい
- 汚れが目立ちにくい
- 汚れがとれやすい(掃除しやすい)
- おしゃれ
- シンクがステンレス
一つ目は「傷つきにくい」ことです。
御影石は硬いのは事実ですが、触った感じでも明らかに御影石は硬いです。
2年使用していますが、ほとんど傷がついていないですね。
細かく見れば傷がついているかもしれませんが、肉眼で見るにはかなり大変なレベルです。
一方の人造大理石は細かい傷が結構ついています。
2年目でそれほど人造大理石の天板で作業は行っていないので、ぱっと見は目立つほどの傷はないです。
光を当ててよくよく見てみると無数の傷がついています。
キッチンのように様々な作業を行う場合は、より多くの傷がつくことが予想できますね。
傷が入るとそこに汚れがたまってしまうかもしれません。
人造大理石にもよると思いますが、シンクの中が黄ばんで汚れてしまうこともあるようです。一条工務店の人造大理石も同様になっている方がいらっしゃたので同じかと思います。
二つ目は「汚れが目立ちにくい」ことです。
天然御影石は表面がつぶつぶの模様があるので、汚れなどが目立ちにくいですね。
ひどい汚れが付いていれば分かりますが日常的な汚れは目立つことはないと思います。
キッチンの清潔感を保つことが容易になるということですね。
三つ目は「汚れが取りやすい(掃除しやすい)」ことです。
僕の感覚的なものかもしれませんが、御影石カウンターのほうがすぐに汚れが拭きとれる気がします。
もちろん人造大理石でも汚れをきれいに拭きとれますが、何度かゴシゴシしないと取れないこともある感じですね。
これは単に汚れが見えにくいから名だけかもしれませんが。
四つ目は「おしゃれ」
感覚的な問題になりますが、天然石を使用した天板は高級感があってデザイン的におしゃれだなと感じます。
表面は光沢があり、汚れも目立たないのでいつ見てもキレイに見えるというのも大きいように思います。
五つ目は「シンクがステンレス」
これは僕自身がステンレスのシンクのほうが良かったということでもあります。というのも、ステンレスのほうが汚れや傷がつきにくいからです。
なので、ステンレスになる御影石のほうが選択肢としては最適でした。見た目も含めて好きですね。
また人造大理石はサイトなどを見る限り、やはり傷がついて汚れがそこに溜まっているようです。高耐久性を考えるのであれば、御影石+ステンレスの組み合わせかなと個人的には思っています。
御影石で気になるところ(人造大理石のほうがよいところ)
人造大理石と比べて、御影石カウンターの気になるところは以下の2つがあります。
- シンクに継ぎ目ができる
- お皿やコップが割れないか気を付けないといけない
- 汚れが見えにくいので汚れを放置する可能性がある
- 若干、ざらつきがある
一つ目は「シンクに継ぎ目ができる」ことです。
人造大理石だとシンクも一体成型となるので継ぎ目がありません。
継ぎ目がないということはそこに汚れがたまらないということなので掃除は人造大理石のほうが良いと思います。
また、御影石とシンクをつなぐ部分にあるコーキングの部分の経年劣化を考えると、定期的な交換・メンテナンスも必要になってきますね。
そういう部分は御影石のデメリットになると思います。
とはいえ、そもそも人造大理石のシンクに傷や汚れがたまってしまうデメリットもあるので、一長一短なところかなとは思います。
ちゃんと丁寧に掃除をしていれば、長期間使用する際のデメリットはそれほど多くないと思っています。
二つ目は「お皿やコップが割れないか気を付けないといけない」ことです。
天然御影石は非常に硬く、ほとんどの食器よりかなり硬いです。
なので、食器を御影石天板の上に落とした場合は、御影石には一つも傷がつかないけど食器は割れる可能性があるということです。
また、落とさなくてもお皿を置く際に不注意で衝撃を与えてしまう可能性もあり、普通のステンレスや人造大理石などのような天板に比べて食器の扱いは気を付ける必要がありますね。
ただ、わが家で使っていて、お皿やコップが割れるようなことは全くないので、通常利用する範囲内では恐らくそれほどの問題はないと思います。
とはいえ、多少なりとも気を遣うことは間違いないので、少しも気にせず使いたい人は注意したほうが良いかもしれません。
僕の体感としてはほとんど意識せず使って問題ありませんでした。
三つ目は「汚れが見えにくいので汚れを放置する可能性がある」ことです。
汚れが見えにくいことは良い面で書いていますが、一方で悪い面もあります。
それは汚れがついていても気が付きにくいので、汚れがそのままになって染みになる可能性があるということです。
上で述べている通り、醤油や油汚れなどを放置すると御影石にしみこんでしまって汚れが取れなくなることがあります。
汚れがついて直ぐに拭き取れば問題ないのですが、気が付かずに放置すれば染みになってしまいます。
一条工務店の人造大理石は白なので、汚れが見えやすくすぐに拭き取ることができます。わが家でも人造大理石の天板のほうが汚れがすぐにわかるのでその場ですぐに拭き取っていますね。
ただ、御影石天板の場合であっても毎日調理後に付近で全体を拭けば気が付かないとしても問題ないと思います。
わが家では食器洗いと同時に全体を布巾で拭いているので拭き残しの可能性はかなり低いと思います。
四つ目は「若干、ざらつきがある」ことです。
天然御影石の表面はなめらかでつるつるですが、場所によっては若干のざらつきがあります。感覚としては全体の1%くらいですが。
天然の石なので顕微鏡レベルでの隙間や穴なども多少はあるのでそれがざらつきの原因かなと思います。
もちろん使い勝手に影響あるレベルではありませんが、手で触れた時にちょっと感じるレベルです。
一方、人造大理石はそういう部分は全くなく、全てが平らでつるつるです。
すべてを完全につるつるにしたい場合は、人造大理石にほうが良いかもしれません。
ただ、わが家はまだ2年目で、人造大理石の経年劣化によっては傷つきによるざらつきは出てくる可能性はあります。
その場合は、御影石のほうがよいとなるかもしれませんね。ただ、一応、現時点ではこのような感想になる、という話です。
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最後に
一条工務店の天然御影石カウンターの使い勝手と、気になるところについて紹介しました。
僕としては、天然御影石カウンターを選んで良かったです。
キッチンは間取りの中心になることが多く、わが家でもかなり目立つ存在ですし、利用頻度も他のものに比べてかなり多いです。
そういう部分に本当に選びたいものを選ぶというのが一番良いかなと思います。
もし価格だけで悩んでいる方は、天然御影石カウンターを選ぶほうがいいんじゃないかなと僕としては思います。満足度は確実に上がります。
良いところと悪いところをまとめると、以下のようになります。
良いところ
- 傷がつきにくい
- 汚れが目立ちにくい
- 汚れがとれやすい(掃除しやすい)
- おしゃれ
- シンクがステンレス
気になるところ
- シンクに継ぎ目ができる
- お皿やコップが割れないか気を付けないといけない
- 汚れが見えにくいので汚れを放置する可能性がある
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