今回は、照明のスイッチについて検討してきたことを紹介します。
間取りを考える上で、照明のスイッチの位置って見過ごしがちじゃないかなと思いますが、個人的には間取りを考えるのと同時に考えなければならないことだと考えています。なぜなら生活動線、家事動線に直接影響を与える部分だからです。
これまで、本ブログではコンセントの位置や、窓の高さなど細かい部分に悩んできましたが、照明のスイッチも同じかそれ以上に、神経を使ったところだったりします。
我が家で考えてきたことをまとめましたので、ご参考になれば幸いです。
照明のスイッチの位置は間取りと同じくらい重要な問題
皆さんは注文住宅を考えるとき、間取りを考え、その中で生活動線、家事動線をどのようにしようか、と考えられると思います。僕もかなり長い時間考えてきました。その中で、照明のスイッチの位置をどのくらい考えてきましたか?
正直言うと、僕もそれほど多くの時間をかけて、照明のスイッチの位置を考えたわけではないです。たかがスイッチの位置と思いますよね。ただ、間取りを考えるのと同じくらい、照明のスイッチの位置を考えるのは重要だと思います。
というのは、間取り上でどんなに生活動線をシンプルにし、効率の良い形にしたとしても、照明をつけるスイッチがその動線上になければ、実際の生活する上では、効率的な動線にならないからです。どんなにキッチン周りの動線が効率的になっていようが、キッチンの照明のスイッチがリビング側にしかなければ、毎回そこまで歩いていかなければならないですよね。極端な話ですが、このようなことがないように間取りを含めてスイッチの位置も考えていく必要があると思います。
我が家のスイッチ位置の方針
我が家の照明スイッチの位置を決める上で、基本的な考え方として3つの項目を決めました。下の方針に沿って、間取りの中での照明を考えていきます。
出入り口にスイッチを付ける
これは部屋に入るときに照明を点灯し、部屋を出るときに照明を消灯するためです。出入り口は動線上必ず通らなければならないため、出入り口付近にスイッチがあれば必然的に動線の中に組み込めます。
注意したいのが、全ての出入り口に照明を消すスイッチがあるかどうか。例えば、出入り口が2つある部屋で、片方の出入り口にしかスイッチがない場合、電気を消すスイッチを押すために、一旦片方の出入り口まで行ってスイッチを押し、暗い部屋を通って、もう一方の出入り口に向かう、ということになってしまいます。
実は間取りの照明のスイッチ初期案では上記の例のようになっていたので変更してます。見逃していたと考えると、とても面倒な間取りになってました。
照明の点灯・消灯のための動線がシンプルになるようにスイッチを配置する
生活動線、家事動線としてあらかじめ想定される動きを想定して、照明のスイッチの場所を考えておきます。自分がどのように行動するか、間取りを作る上で皆さん考えられていると思うので、そこに合わせて、照明スイッチの位置も決める必要があります。
例えば、帰宅時の行動として、玄関からリビングに入るときに、右手でドアノブをつかみつつ左手で照明をつける。窓際を通って、廊下に行く扉をあけて、左手で照明を消す。と言った一連の行動を具体的にあげてみます。
頭の中でイメージしてもいいですし、間取りの上で書いてみてもいいかもしれません。不自然な場所があれば、そこは改善します。
不要なスイッチはつけない(コスト削減)
全ての照明のスイッチをあらゆる場所につけてしまうと、コストが上がってしまいます。なので、必要最小限に収める必要がありました。また、スイッチが多すぎても、何を押すべきかわかりづらくなりますよね。その場所で何をするか、何をしなくてもよいかを考えました。
基本的には、先ほど考えた動線の動きに合わせて、配置すれば良いですね。
例えば、我が家では玄関から入ったときに扉付近のスイッチではダイニングの照明はつけられません。それは、玄関から入ってすぐにダイニングに行くことがないからです。リビングか廊下から主寝室に行くくらいなので、ダイニングの照明をつけることはないと判断しています。買い物など、家に帰ってすぐにキッチンに行くことも考えられますが、キッチンに行く動線上の別の位置にスイッチを配置しているため、不要にしてます。
以下では具体的にどのように配置しているかを説明します。
リビングダイニング
リビングダイニングは出入り口が3つあります。一つは玄関とつながっているところで、他の2つは廊下の出入り口と、洗面脱衣所へつながる出入り口があります。基本方針のとおり、出入り口には全て照明スイッチを付けています。また、それに加えて、壁のニッチ部分にもスイッチを追加しています。
また、リビングは照明が13個あるのですが、全ての場所ですべての照明のスイッチがついているわけではありません。下の絵を見てください。星印がスイッチで色に対応したエリアの照明をカバーしています。
青いエリアは玄関からリビングに入る(出る)ときに使うスイッチでカバーするエリアです。リビングの照明全てと、廊下へつながる動線上の照明をつけます。
緑エリアは、廊下からリビングに入る(出る)ときに使うスイッチでカバーするエリアです。玄関までの動線上のエリアと、ダイニングの照明を点灯・消灯できるようにしています。
赤エリアは、洗面脱衣所からキッチンに入る(出る)と気に使うスイッチでカバーするエリアです。また、このエリアには真ん中あたりの壁にあるニッチにもスイッチを付けています。
上の絵は、生活動線、家事動線とスイッチとの関係を表しています。
青い実線は、廊下からリビングに向かう場合を想定した動線です。廊下側(右上)の出入り口近くにあるスイッチで、玄関ホールへの扉までの通路上の照明を点灯させます。その後に、玄関ホール付近(右中央部分)のスイッチでリビング全体の照明をつけます。
また、赤い実線は、洗面脱衣所からキッチンに入るときの動線です。これも出入り口(左上)でキッチンの照明をつけます。この際、右側の通路部分の照明はつけることはありませんので、ニッチにはこの部分にスイッチはありません。
廊下
廊下には多くの出入り口があります。リビング、洗面脱衣室、トイレ、主寝室、子供部屋です。リビングと洗面脱衣室の出入り口にはスイッチを配置しています。
一方で、主寝室、子供部屋、トイレのスイッチは廊下の中央あたりに一つスイッチを配置してます。出入り口ではないので、基本方針に若干違反していますが、動線上ではあるので、コスト削減の意味で集約しています。
ここに人感センサー付きのスイッチにする方もいると思いますが、個人的な好みで採用しませんでした。わざわざつけなくてもいいような場合につけたくなかったからです。例えば、寝てるときにトイレ行くなどする際に、廊下が明るくなると寝室にも明かりが入ってしまいますよね。それが嫌だったためです。
玄関
玄関の照明は基本的に人感センサーにしています。常にいる場所でもないし、明るくしないことはないので、人感センサーにしてます。リビングから玄関に入るときも、外から玄関に入るときも、人感センサーが反応して照明が点灯するようになります。
人感センサーの欠点と長所
人感センサーは人の存在を検知して照明をつけてくれるセンサーです。長所は言わずもがな、勝手に点灯と消灯をしてくれるところですね。
一方、人感センサーの欠点は以下のようなことがあると思います。
・消しておきたい時がある場合とかにもついてしまう
・身動きをしてない場合に消してしまう
なので、廊下は採用しませんでしたし、寝室やLDKはもちろん採用してません。上で書いた通りの理由です。
玄関は消しておきたいこともなく、じっとしてることもないので人感センサー採用してます。
おまけ:夜寝る時の動線について
LDKのすべての照明がついててこれを全て消し、主寝室に行くときの動線イメージを紹介します。
まずは青線の動線について説明します。リビングの照明を玄関ホール付近のスイッチで消灯。キッチンの照明をニッチのスイッチで消した後、通路を通って、廊下側のスイッチでダイニングの照明を消灯します。結構ややこしい動線になりますが、途中で部屋が真っ暗になることなく、順番に照明を落とすことができます。
赤線は、キッチン経由する動線です。玄関ホール付近のスイッチでリビングの照明を消した後、ニッチ部分のスイッチでダイニングの照明を消します。キッチンを通って、洗面脱衣室の扉付近のスイッチでキッチンの照明を消します。これも同様に順番に照明を落とすことができます。真っ暗の中、リビングやダイニングを通らなくてもよくなります。
キッチンを使わない場合は使った後に消しておく、を徹底できれば、よりシンプルに動線を描くこともできます。キッチンの照明を消しに行かない分、青線に無駄がない動線になりますね。
まとめ
我が家の照明のスイッチの位置について紹介しました。
リビングや廊下の照明の点灯と消灯について紹介しました。また、人感センサーについての長所と短所を考えたうえで、どこに採用したかについても紹介しました。みなさんの参考になれば幸いです。
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